エンディングノートとは、自分に“もしも”のことがあったときに備えて、家族や大切な人へ伝えておきたい情報や想いを記録しておくノートです。遺言書のように法的拘束力はありませんが、遺族の負担を減らし、トラブルを防ぐための有効なツールとして注目されています。
最近では、終活の一環としてエンディングノートを準備する方が増えていますが、
「何を書けばいいの?」「家のことって具体的に何を?」という疑問を持つ方も少なくありません。
この記事では、エンディングノートに書いておきたい“家=不動産”に関する重要な情報や希望について、わかりやすく解説します。
エンディングノートの書き方とテンプレート紹介
エンディングノートと相続:法的効力とその使い方
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なぜ不動産のことをエンディングノートに書くのか?
不動産は、財産の中でも特に価値が大きく、相続時のトラブルになりやすい項目です。
とくに、以下のようなケースでは事前に明確な意思表示をしておくことが大切です。
- 子どもが複数いるが誰が住むか決めていない
- 売却した方がよいのか、残した方がよいのか迷っている
- 名義が自分単独か、共有か不明確
- 実家を誰が相続するか決まっていない
家に関する情報や希望を書き残しておくことで、残された家族の負担や争いを防ぐことができます。
エンディングノートに書いておくべき“家”の項目
1. 不動産の所在地・名義・権利関係
- 登記簿の情報
- 所有者の名義(単独 or 共有)
- 持ち分割合(共有名義の場合)
2. 不動産の評価・ローンの有無
- 固定資産税評価額や市場価格の目安
- ローン残債や担保設定の有無
→ 相続時の納税・処分判断に影響する情報です。
3. 相続・処分に対する希望
- 誰に相続してほしいか
- 売却して現金化してよいか
- 誰かに住み続けてもらいたいか(居住希望者)
※遺言書とは異なり、エンディングノートに法的拘束力はありませんが、遺族が判断に迷わないようにする重要な“意思表示の補助”になります。

書くときの注意点
- 不動産の内容は登記簿や固定資産税通知書などを見ながら、正確な情報を記載する
- 所有者が複数の場合は、他の共有者との意志のすり合わせもしておく
- 「希望」「提案」という表現で、押し付けにならないよう配慮する

こんなケースに注意!よくあるトラブル例
- 子ども同士で実家の処分をめぐって揉めた
- 親の名義だと思っていたが、祖父母のままで相続登記が未了だった
- 同居していた兄弟だけが住み続けて、他の相続人が納得しなかった
こうしたトラブルは、事前の準備と明確な意思表示で防げるものがほとんどです。
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まとめ|“家”のことも、終活の大切な一部です
終活というと、お墓や葬儀の準備が注目されがちですが、不動産(家)の取り扱いも非常に重要なテーマです。
エンディングノートにしっかりと意思を残すことで、ご家族への負担を減らし、円満な相続や処分へつなげることができます。
「まだ元気だから大丈夫」と思っていても、備えは早い方が安心です。
今こそ、“家”について考えてみませんか?